新編・白い蜘蛛 (yama‐kei classics)



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アイガー北壁を知りたければこの一冊

世界三大北壁の一つアイガー北壁を初登頂した作者が自身の初登頂の様子とその後のアイガーの歴史をえがいた壮大な一大叙事詩です、スケールが大きく客観的かつ的確な描写は登山家が書いたというより作家のもののような完成度の高さ。
山岳救助の話やガイド、ザイルパーティーに対する考え方などヨーロッパにおける登山のイロハがよく分かる内容になっています。
もちろん山をやらない人にとっても楽しめる内容で発売当時はベストセラーになったそうです。
もう一つオマケとして、ガスとンレビュファのアイガー登攀の様子を解説してあるのも興味深いです、レビュファの「星と嵐」もぜひ読んでほしいです。

最後にセブンイヤーズインチベットでブラッドピットが演じていた人はこの人です。
ドキドキしました。

ハインリッヒ・ハラーを知らなくても、セブン・イヤーズ・イン・チベットをご存じの方は多いと思います。あれでブラピが演じていたのが、このハラーなのです。今まで観なかったセブン・イヤーズ・イン・チベットを観る気になったのは、この本の影響が大きいです。
初登頂以前から最近までのアイガー登頂の歴史が細かく書かれています。アイガー北壁の数々の難所と、それに挑んだ人々の様が淡々と描かれており、最後までドキドキしながら読みました。
私はまったく登山の経験はないので、わからない用語がありましたが、それよりも気になったのは人物の名前がすぐに頭に入らなくて、誰と誰のパーティーなのかよく混乱したことです。
だけどこれは個人的問題。私の知らなかった世界を教えてくれたので、この本は星5つです。



山と溪谷社
星と嵐―6つの北壁登行 (集英社文庫)
星と嵐
長谷川恒男 虚空の登攀者 (中公文庫)
アイガー北壁・気象遭難 (新潮文庫)
栄光の岩壁 (下巻) (新潮文庫)